Posted by admin | 2016年10月10日 at 12:00 AM | Permalink | No comments |

イタリアのシチリア島のアントニオ・スタグリアーノ司教が「ポケモンGO」に夢中になっている人を見て、「歩く屍(Walking dead)」のようだと批判しました。また「多くの若者らがキャラクター探しに夢中で、疎外化されてしまった」と嘆いていたといいます。また司教は「ポケモンGO」がイタリアだけでなく世界規模でブームになっている様子が「非常に不愉快」で、まるで「ナチスのような全体主義システム(totalitarian system like Nazism)」のようだとも批判しました。政治学的に全体主義とは非常に幅広い概念が包含されますが、「圧倒的な権威を持つ1人の個人や1つの党派が支配して、その国家が管理するメディアによるプロパガンダで国民を支配している」ように見える様子が「ポケモンGO」が全体主義システムのように映るということなのでしょう。イタリアなのに、ムッソリーニのファシズムに例えないで、ナチスに例えているところがイタリアらしいといえます。そこにはナチス時代にもユダヤ人をこっそりと守り抜いて、当時イタリアにいたユダヤ人の80%は終戦後まで生き抜くことに成功させたイタリア人たちのプライドとナチスに対する嫌悪感が現れているのでしょうか。さらに司教は「ポケモンGO」禁止を求めて訴訟を起こす用意もあると報じられていました。


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